まずはバイリンガルのタイプを知ろう

英会話ブログ

質問です。
あなたはお子さんをバイリンガルに育てたいですか?

このサイトに来てくださったということは、もちろんYESだと思います。

では、次の質問はどうでしょう。
「バイリンガル」の意味を知っていますか?

こちらも「2つの言語を流暢に話せる人」に決まっているでしょ、と言われてしまいそうです。
言葉や文法の間違いがほとんどなく、発音も優れていれば、その言語に「流暢」ということになるでしょう。

ここでちょっと蛇足です。
“Bob’s your uncle”
“Taking the piss”
この2つのフレーズはイギリスでよく使われるスラング(俗語)と言われるもので、イギリス人は理解できますが、他の国の人にとっては何のことか分かりません。(興味のある方は意味を検索してみてください。)
英語が「流暢」であることと、こういった地域独特のフレーズが理解できることは、また別物なんです。

本題に戻ります。
「英語と日本語をどちらも流暢に話せる人」=日英バイリンガルは、3つのタイプに分けられます。

タイプ1:Compound bilingual(複合型バイリンガル)
 幼児期に日本語・英語を同時に習得
 一つの概念体系の中に2つの言語が混在

タイプ2:Coordinate bilingual(対等型バイリンガル)
 先に片方の言語が発達した後、12歳までにもう片方の言語を習得
 日本語・英語それぞれに別の概念体系が存在

タイプ3:Late / subordinate bilingual(後期型または従属型バイリンガル
 12歳以降に英語を習得
 日本語を通じた(日本語から置き換え)英語の習得

この3つのタイプは典型的な例であって、実際にはそれぞれのタイプの中間だったり、3つのタイプの掛け合わせなど、子どもの数だけ多様なバイリンガルのタイプが存在すると思います。

ちなみに僕は息子にどのタイプのバイリンガルになってほしいかと言うと・・・

タイプ1(複合型)とタイプ2(対等型)が混ざった感じです。

ざっくり説明すると、幼児期から日本語と英語両方の環境に置きながら、2つの言語を混在(ごちゃまぜ)にはせず、日本語と英語がそれぞれの別の概念体系の中で発達する。そんなタイプです。

もう少し具体的な内容や、僕のバイリンガル育児の具体的な実践については定期的にこのサイトの中で公開していきたいと思います。

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